タマゴボーロの会長&日本一の投資家
竹田和平さんの話。
戦後間もない頃
和平さんは産みたてのフレッシュな卵を
たまごボーロの原材料に使っていた。
普通は無精卵(ヒヨコにならない卵)を使うのに。
無精卵は仕入れが半値くらいで済むので
多くの製菓会社ではこれを使っていたそう。
しかし
和平さんはこれを使わなかった。
あくまでも
産みたてのフレッシュな卵にこだわった。
焼き菓子に混ぜると
フレッシュだろうが無精卵だろうが
味は分からないのに
戦後の貧しい最中
少しでもお金が欲しいはずなのに
どうしてそんなことができたのか??
和平さんは答えました(名古屋弁)。
『ワシはなぁ、天が見とると教わったよね。
別に天を信じなくてもええんだわ。
自分は見とるよね。
自分で自分を欺(あざむ)くことはできんよね。
嫌なものを混ぜて売ったらどう?
自分が気持ち悪いがね。
ワシはなぁ
お天道様の下を
愉快に笑いながら堂々と歩きたかっただけだがね。
わはははは〜』
ちなみに
お父さんの代から続いていた竹田製菓は
当時
めちゃくちゃ金利の高いブラックな会社から
お金を借りて回していたそうです…。
それでも
ブレずに信念を貫く。
自分は
どう在りたいか?
というお話でした⭐️